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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「泰親、恥辱を受ける」
泰親、恥辱を受ける #加茂大明神託宣 この時、泰親は顔を真っ赤にして激怒した。 「私の勘文は私情を挟んだものではありません。伏義、文王、周公、孔子ら先人の聖たちが広めた易道は、我が神国に何度か伝えられ ...
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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「玉藻前、泰親と問答」
玉藻前、泰親と問答 #玉藻前が弁舌、衆を驚かす その頃、帝は泰親の勘文の趣旨を聞いたが「寵愛の深い玉藻前が自分を恨み仇なすはずがない。先帝から朝恩を蒙った坂部右近将監の娘に違いないのだから、疑いようが ...
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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「高陽殿に藻女身より光を放つ」
高陽殿に藻女身より光を放つ #安倍泰親易道の妙を究む 鳥羽院の時代で天仁三年のときに改元があり、天永元年(1110)となった。 同四年正月、帝が元服した。 摂政の藤原忠実を太政大臣とし、その後永久三年 ...
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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「藻女に依って、行綱恩顧を賜ふ」
藻女に依って、行綱恩顧を賜ふ #小町以上女房歌道名誉の話 さて、人王七十三代堀河院の時代、勅免によって朝廷の本官に復帰した北面武士の従五位左衛門尉坂部行綱は天皇からの恩義を感じて真面目に仕事に励んでい ...
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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「坂部行綱、嬰女を拾う」
坂部行綱、嬰女を拾う #藻女、和歌を捧げて官女に補せらる 吉備大臣が帰国したのは天平七年(735)で、聖武天皇の時代だった。 この時、白面金毛九尾の狐は計略を巡らせて日本に渡り、時を待って表舞台に姿を ...
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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「玄翁殺生石教化問答」
玄翁 殺生石教化問答 #玉藻神社勧請 春が去り、夏が来て、年が去り、年が改まった。 人王八十八代後深草天皇の時代となった。 この時の摂政は近衛兼経公で、武将は鎌倉の征夷大将軍・宗尊親王の治世だった。 ...
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【現代語訳】『絵本三国妖婦伝』より「悪狐石に変じ災いをなす」
悪狐 石に変じ災いをなす #貴僧殺生石を教化し毒に遇ふ 保延七年(1141)、元号が永治と改元される。 この年の3月10日、先帝の鳥羽上皇が出家して、ご法諱を空覚と称した。 同年12月7日、崇徳院は太 ...
