神農は伏義、女媧に次いで神となった三皇のひとりで、医薬を司る神である。
五行のうち火徳を司ることから、炎帝と同一視されることもある。
基本情報
神農の娘たち
瑤姫
瑤姫は若くして亡くなり、瑤草に生まれ変わった。
女娃
女娃は海で溺れて亡くなり、精衛という鳥に生まれ変わった。
鳥になった女娃は海を埋めてしまおうと小枝や石を落とし続けた。
炎帝
炎帝は中国神話に登場する火の神である。
炎帝が五穀を植え始めると空から五穀が降ってきて人間の空腹を満たしたことから、神農と呼ばれた。
伝承
五弦の琴
神農は五弦の琴を作ったという逸話がある。
参考資料
- 野口 鉄郎 (編集)、福井 文雅 (編集)、坂出 祥伸 (編集)、山田 利明 (編集)「道教事典」平河出版社、1994年
- かみゆ歴史編集部「ゼロからわかる中国神話・伝説 (文庫ぎんが堂) 」イースト・プレス、2020年
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