続・ルチフェロなりしサタンの正体について考察する

1.5部

前回ルチフェロなりしサタンの考察記事を上げましたが、後で書き忘れていたことや気付いたことがあったので以下に書いておきます。今後新しい発見があった時はこの記事をプラッシュアップしていきます。

前回の記事↓↓

まず、下総国にいた異星の神陣営は

  • 異なる星の神(異星の神)
  • 同胞である人どもに殺され続けた神(異星の巫女)
  • ルチフェロなりしサタン
  • リンボ

だと考えています。

下総の前にも異聞帯の苗床になりそうな世界を探していた可能性

「失われた歴史をようやく、ようやく見出すことに成功した」という台詞からすると、異星の神たちは下総の前にも異聞帯を作ろうとしていたことが分かります。
「ようやく、ようやく」ということですから、おそらく何度も異聞帯の苗床になりそうな世界を見出そうとして失敗していたが、ようやく下総国で見出すことに成功したのだと思います。

で、いつから異聞帯の苗床を探していたのかと言うと

『いま我々は状況を共有した。人理とやらは焼却し過去は消え去るだろう。
異星の神が初めてキリシュタリアに接触したのは人理焼却の真っ只中でした。
つまり、
人理焼却の時から異聞帯の苗床を探していた可能性がある
ということです。
2017年末に異星の神がいきなりAチームを蘇生させて、いきなり異聞帯が現れた…というわけではないです。
で、苗床を探して世界を回っているうちに下総の国と妖術師を見つけた…ということなんだと思います。

後世に続く事なき剪定事象に属する『別人』として、彼は、我知らず多くの世界を渡ってきた。
未知の世界を歩き、数多の世界を旅しながら――

最終歌(序) より

ルチフェロなりしサタンは異星の神なのか

異星の神はキリシュタリアを蘇生させた時に

『キミたちの情報伝達はコレでいいのかな。言葉とはまた、煩雑な手法を選んだものだ。
と言っているので、日常的に言葉を使う存在ではないことは確かなんですが、妖術師は
自らを呼ぶ何者かの声に気付いた彼は最後の扉をくぐり抜けて、この世界へと降り立ったのだ。
そして我はサタンの声を聞き、理解した。
つまりサタンを名乗る”誰か”が妖術師に呼びかけたということなんですね。
(本編内でも「声を聞いた」事が強調されている)
また、「言葉とは煩雑な手法」と言っていることからも
異星の神≠マリスビリー
少なくとも、異星の神は人間ではありません。

ただ、妖術師殿が「サタン様があれ程疎んだカルデアのマスターも〜」と言っていましたが、

2部1章 奪う者の側へと

雷帝「余は神の啓示を聞いた。
異境の神であれ、あれは我らの知る神と同じものだった。
その神が仰ったのだ。異聞を広めよ。こうならなかった世界を弾劾せよ。
我らを救わなかった正しい人理などという汚物。
あの、忌々しき星見ども(カルデア)を排除せよ、とな!

サタンも異星の神もカルデアを疎んでいるので、異星の神=サタンもありえます。

サタン≠異星の巫女

2部2章で異星の巫女がオフェリアに話しかけたシーンがあったんですが、

え…ごめんなさい。何を言ってるか、わからない。
読唇術はひと通りの言語系で押さえてあるけれど、駄目ね。アナタの唇は読み取れない。
オフェリアには異星の巫女の言葉が理解できませんでした。
また、コヤンスカヤも
ああもう、何を言っているのだか分かりませんわ。
そろそろこちらの言葉を憶えてほしいものですが……
異星の巫女の言葉を理解できませんでした。
オフェリアにもコヤンスカヤにも理解できなかったのを妖術師は理解できた、とは思えないので
異星の巫女もサタンではないと思います。

固有結界

黒き伴天連妖術=固有結界・厭離穢土城の生成

最終歌(序)で妖術師は

サタンより賜りし黒き伴天連妖術の秘奥は此処に成る。
つまり、
サタンは固有結界の作り方を知っている
固有結界が何なのかというと、

空想具現化の亜種で、その者の心象世界を形にし現実に侵食させた結界の事。
最も魔法に近い魔術であり、魔術協会では禁呪のカテゴリーに入る。
空想具現化と異なるのはその形を自由に決定できない事。術者のただ一つの内面が形になる為、術者は結界の形に意志を加えられない。が、逆に自然ではないモノにさえ影響を与えられる点で、空想具現化より優れていると言えるのかもしれない。
——中略——
もっとも、自然の延長である精霊以外のモノが異界を作れば、世界そのものが異なる界を潰しにかかる。
故に固有結界の維持には莫大なエネルギーを必要とし、結果として一個人の固有結界はわずか数分だけの物となっている。

月姫読本 Plus Period 『固有結界』 より

ちなみに、死徒二十七祖の大半はこの固有結界を可能としているらしいです。

で、固有結界・厭離穢土城が完全起動した時にサタン様の御遣いである『空想の根』が降りてきました。
サタンは妖術師殿に『伴天連妖術』という固有結界を生成する術式を授け、いざ固有結界が起動すると空想樹を根付かせようとした。
つまりサタンは異星の神が異聞帯を作る(観測する)のを手伝っていた…とも考えられます。

ということは

ルチフェロなりしサタンは異星の神側の人物

異星の神側でもカルデア側でもない第三勢力である可能性は薄いです。

サタンの御遣い・空想樹

終局アバンタイトル

特異点そのものは一つの小世界――概念宇宙になっている。
カルデアスが地球の極小モデルケースなら、敵領域は宇宙の極小モデルケースと言えるだろう。まあ、宇宙と言っても他に何の天体もない、人間のスケールに喩えれば単細胞みたいなものだけどね。
また、
冬木の大聖杯を覚えているかい?聖杯戦争の起点であり、原因となった魔術炉心だ。
あれはもともと一人の魔術師の体を腑分けして作られたものでね。
天才の中の天才。奇蹟の中の奇蹟。
そう扱われたひとりの魔術師の魔術回路を取り出し、システムの基盤にしたものだった。
人体という小宇宙を、実際に宇宙にしてしまった特例と言える。
そして、この特異点もそれと同様のものだ。
ある魔術師の魔術回路を基盤にして作られた小宇宙……
時間軸の外でも存在できる個体。魔力が続くかぎり存続できる固有結界……

”サタン”が「滑稽」である理由を考える

サタンと真逆の存在⇒キリスト

リンボは”サタン”を「仮初の名」と言っていましたが、なぜ仮初の名を使わなければいけなかったのか考えられるのは

①サタンにはまだ名前がない
②本当の名前を名乗れない事情がある

リンボが「我が愛しき御方、■■■■■■■■■(文字数不明)さま」と言っていたことからサタンにはちゃんと真名があるので、②名前を名乗れない事情がある の可能性が高いです。

サタンと真逆の存在といえばキリストなんですが、”あの人”とか”第一魔法の使い手”などと名前をぼかしているキリスト本人がそのまま出てくるとは思えないし、そもそもガチのキリストが異星の神側に付いていたら勝てるわけないので、あくまでも個人的な意見ですが例えば

名前に「キリスト」が入っている

数多の並行世界を旅してもなお救われず、『命ある怨念』となってしまった妖術師殿にはキリストを信じられなくなっているので、サタンの真名に「キリスト」が入っているなら名乗れないのでは…ということです。

スペル違うじゃねーかアホと思うかもしれませんが、「Kirsch(ドイツ語で”桜桃酒”)」は「キシュ」と発音するのが正しいところを「ル」じゃなくて「リ」としているのはやはり”そういう”意味も含んでいる、ダブルミーニング的な意味合いがあるんではないかと思うんですよね。
仮に”そういう”意味がなかったとしても、実際に『音』として聞いた時に「キリスト」を連想する可能性もあるし、そもそも妖術師殿、日本人だし…(これはあまり理由にならないか)。

”サタン様”と呼ばれていた人の真名に「キリスト」が入っていたらそりゃ恐るべき音節だろうなと思いますし、仮初の名を使わなければいけなかった(真名を名乗れなかった)のも納得がいきます。
しかしこれだけだとただの聖人でサタン呼びが不敬なだけですし、『大いなる呪い』と呼ばれるにはまだ足りないと思うんですね。
ならば

名前に「キリスト」が入っているけど、在り方が「反キリスト」(=サタン)

これなら
名前に「キリスト」が入っている→「よりにもよってサタン」「恐るべき音節」だけど、
その在り方は「反キリスト」なので「大いなる呪い」になるんじゃないかな…と思います。

★☆★本稿で定義する「反キリスト」★☆★
①神代回帰を目指している(西暦以降神代が途絶えたため)
②神に叛逆する(しようとしている)
あるいは、空想樹が(完全に)開花すると”呪い”(聖杯の泥、ケイオスタイド的なもの)が溢れてくる→大いなる呪いとも取れるのか…。

クリスマスはサタンの誕生日!?

クリスマスはイエス・キリストの誕生日ではない

実はキリストの誕生日が12月25日だという記述は聖書にはありません。
(羊飼いが夜、野宿していたことから、冬ではなく暖かい時期に生まれたという説もある)
じゃあなんで12月25日がクリスマスになったかと言うと、

ミトラス教では、「光の祭」という信仰上重要な行事があって、ほぼ冬至にあたる12月25日を太陽神を祭る重要な祝祭日としていました。
冬至の日から日増しに日が長くなっていくことから、この日に新しい太陽の誕生を祝うという意味で12月25日をクリスマスとしたのです。

神に反逆したニムロド

ニムロドの誕生日は12月25日の日曜日とされ、それはバビロニアの大安息日でもあるとされます。したがって、クリスマスはイエスではなく、ニムロドの生誕を祝う日とされます。

「Merry Xmas」の『X』という十字に似た文字は、二ムロドのシンボルとされ、merry Xmas は『Magical or Merriment Communion with Nimrod』という説があります。

(あくまで陰謀論です)

ニムロドとは、『創世記』においてかの有名なバベルの塔を建てた人で、一番最初に神に敵対したともいわれています。

クシュにはまた、ニムロドが生まれた。ニムロドは地上で最初の勇士となった。
彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、「主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。
彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、それらはすべてシンアルの地にあった。

『創世記』10章8-10節

ヘブライ語でニムロドとは『神に叛逆する者』を意味します。
ユダヤの伝承において彼は神に戦いを挑むバベルの塔を建て、
また、ニムロドは、サタンと同一視されます。
なので、ある意味では12月25日はサタンの誕生日とも言えるわけです。
(決して「サンタ」を並び替えると「サタン」になるからというような話ではない)

キリストもまた『明けの明星』である

ルシファーで有名な明けの明星ですが、実は黙示録においてはキリストも明けの明星だとされています。

わたし、イエスは使いを遣わし、諸教会のために以上の言葉をあなたがたに証しした。
わたしは、ダビデのひこばえ、その一族、輝く明けの明星である。

『ヨハネの黙示録』22章16節 より

明けの明星とは、明星の標(キリスト)で…凶運の星(ルシファー)だった…(違う)。

ルシファーがネブカドネザル2世と同一視される要領で、黙示録に沿えば明けの明星→金星→キリストにもできますが、それを突き詰めていくと「キリスト=ルシファー=サタン」になって「大日如来=ダキニ天」みたいな話になるので、今はやめておきます…。

オリュンポスに村正と(多分)リンボもいること、武蔵ちゃん退場フラグが立っていることを踏まえると、そろそろサタン様の種明かしがありそうな気がするんですが、そんなことないですかね…。

悪竜現象

悪竜現象とは…
「人の身に余る欲望」を抱くと『悪竜』になると思われる
ちなみに、2部2章で悪竜になったスルトは単独行動や単独顕現を持っていないと言われていたので

ビースト → 皆単独顕現を持っている

悪竜  → 単独顕現の有無は関係ない

神を使いこなそうとする『傲慢』
→ルシファーは七つの大罪のうち『傲慢』を司る

「人の身には過ぎた欲望」を言ってるのが悪竜現象が発生した2部2章

また、サタンは竜と同一視される

神を使いこなす『傲慢』+人の身に余る欲望→悪☆竜☆現☆象→悪竜

これが本当の「ルチフェロなりしサタン」(え

【おまけ】ルシファーの堕天

役に立ちそうなやつ

主なる神はこう言われる。
お前は自分の心が神の心のようだと思いこんでいる。それゆえ、私はお前に対して諸国の中でも最も暴虐な外国人を立ち向かわせる。彼らはお前の知恵の誇りに向かって剣を抜き、お前の栄華を汚し、お前を陰府(よみ)に突き落とす。お前は海の真ん中で切り倒されて死ぬ。
お前は自分を殺す者の前でもなお、『わたしは神だ』と言い張るのか。お前は人であって、神ではなく、切り倒す者の手にある。
———-中略————
お前の取り引きが盛んになるとお前の中に不法が満ち罪を犯すようになった。
そこで、わたしはお前を神の山から追い出し翼で覆うケルブであるお前を火の石の間から滅ぼした。

『エゼキエル書』28章6-16節

ルシファーは主によって神の山から追い出され、海の真ん中で”外国人”に切り倒されました。