平安時代、手紙は「文」あるいは「消息」と呼ばれていた。
手紙を書く
手紙を書くときは、手紙の色や文章表現、墨の色にもこだわったという。
手紙を書く道具
手紙を書く道具は硯箱に入れる。
手紙を送る
貴族たちが書いた手紙は文使いが宛先の従者に渡す。
文使いは文挾みに手紙を挟んで従者に渡す。
個人的な手紙を送る場合は、結び文にして送る。
文違え
手紙を誤った宛先に送ってしまうこと。
男性同士の手紙
男性から男性へ手紙を送る際は、立文という包み方をして送った。
参考資料
- 川村 裕子「王朝文化を学ぶ人のために」世界思想社、2010年
- 繁田 信一「平安貴族 嫉妬と寵愛の作法」、2020年