クリフォトの樹とセフィロトの樹

ビースト

ビーストのナンバリングはクリフォトの樹に対応している、そしてそれぞれのクリフォトに対応するセフィロトがビーストに対するカウンターになっている、という説をまとめました。

厳密に言うと、ビーストのナンバリングはクリフォトの樹を反転させたものと対応しています。

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クリフォトの樹(左)とセフィロトの樹(右)

クリフォトには、それぞれ対応するセフィロトというものがあります。

例えば、ビーストⅣに対応するクリフォトは醜悪ですが、ビーストⅣであるキャスパリーグは対応するセフィロト・によって倒されています。

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クリフォトの樹とは

クリフォトとは、ユダヤの神秘主義カバラにおいて邪悪の概念である。
10個の外殻から成り、それぞれの悪徳に対応する悪魔が存在する。

クリフォトの樹を下って行くと、悪と虚無の世界へたどり着く。
邪悪の樹は生命の樹・セフィロトを逆さにしたもので、邪悪な樹の実にはさまざまな悪徳と悪魔が対応している。

対応する悪徳と悪魔は以下である。

悪徳 悪魔
1i 無神論 サタン
2i 愚鈍 ベルゼブブ
3i 拒絶 ルキフグス
4i 無感動 アスタロト
5i 残酷 アスモデウス
6i 醜悪 ベルフェゴール
7i 色欲 バール
8i 貪欲 アドラメレク
9i 不安定 リリス
10i 物質主義 ナヘマー

小さい数字ほど、より強い悪徳を表している。
実の番号には小文字の「i」がつけられており、このiは虚数概念を表す。

クリフォトの世界に落ちると、生命エネルギーを失い虚無の世界に至る。

クリフォトにおける悪徳は人間なら誰しもが抱えているものとされ、人間はいとも簡単に闇の世界に落ちてしまうことも表している。
「人間(人類)が内包する悪」という点では、人類悪とも共通点がある。

セフィロトの樹とは

セフィロトの樹は10個の光の球から成り、それぞれの美徳に対応する天使がいる。
対応する美徳と天使は以下である。

美徳 天使
1 王冠 メタトロン
2 知恵 ラジエル
3 理解 ザフキエル
4 慈悲 ザドキエル
5 峻厳 サマエル
6 ミカエル
7 勝利 ハミエル
8 栄光 ラファエル
9 基盤 ガブリエル
10 王国 サンダルフォン

セフィロトの樹は『生命の樹』と訳される。
この樹は、旧約聖書『創世記』においてエデンの園の中央に植えられた樹である。
(ちなみに、ビーストのナンバリングはクリフォトの他に創世記に対応しているともいわれる)

対応一覧表

各ビーストのナンバリングとそれぞれが持つ理、上に挙げたクリフォトとセフィロトを表にすると以下のようになる。

No. ビースト クリフォト セフィロト
10i ゲーティア 憐憫 物質主義 王国
9i ティアマト 回帰 不安定 基盤
ⅢR 7i 殺生院キアラ 快楽/愛欲 色欲 勝利
ⅢL 8i カーマ/マーラ 快楽/愛欲 貪欲 栄光
6i キャスパリーグ 比較 醜悪
ⅤR 4i ??? 無感動 慈悲
ⅤL 5i ??? 残酷 峻厳
ⅥR 2i 大淫婦バビロン 愚鈍 知恵
ⅥL 3i 黙示録の獣 拒絶 理解
1i ??? 無神論 王冠

※ビーストⅥ/Rを大淫婦バビロン、ビーストⅥ/Lを黙示録の獣としている理由は下の記事から↓

このセフィロトはそれぞれのビーストに対して特攻となる要素を表す。

今までに倒したビーストから考えると、
ビーストⅠ…王国(ソロモンが歩んできた王としての人生)
ビーストⅡ…基盤(生命のない冥界の基盤)
ビーストⅢ/R…勝利(セラフィックスの聖杯戦争での勝利)
ビーストⅢ/L…栄光(徳川が築き上げた栄光・大奥。大奥は徳川の世が長く続いてきた証なので)
と考えられる。

決戦術式・英霊召喚

英霊召喚の際に用いる詠唱は以下の通りである。

素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!

文中の「王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」はセフィロトを表している。
(セフィロトの樹も『王冠』から始まり、『王国』に繋がっている)

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一方、ビーストは「英霊召喚の元になった、人類の自滅機構と安全装置」といわれている。

英霊召喚の詠唱にセフィロトが使われているなら、ビーストはセフィロトと対になるクリフォトが採用されているのと考えられる。

ビーストは築き上げられた文明に現れ、文明を喰らい、滅ぼそうとする。
それを止めるのがグランドサーヴァントと呼ばれる、あらゆる英霊の頂点に立ち天の御遣いとして遣わされるその時代最高峰の七騎のサーヴァントである。
通常のサーヴァントが「個人に対する英霊」ならば、グランドサーヴァントは「世界に対する英霊」となる。
これを決戦術式・英霊召喚という。

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