未だ正体が明かされないビーストⅤの名は

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ビースト

ビーストⅤであることが有力なコヤンスカヤとリンボについて現段階で判明している情報をもとに考察していきます。

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ビーストⅤの理

2部1章〜2部4章までを振り返ると異聞帯の王だけが各ナンバリングの人類悪の理を持っているように見えますが、2部5章では「愛玩」というワードが頻繁に出ていたこと、異聞帯の王ゼウスは人を支配する神であり、神を支配する神でもあることからゼウスだけが「愛玩」を持っていたので、ビーストⅤの理は「愛玩」だと思われます。

ビーストⅤの理は「愛玩」

愛玩とは・・・

①大切にしてかわいがること
②おもちゃにして慰みとすること

「クリフォトの樹」に沿えばビーストⅤは二体いる

クリフォトの樹対応説に沿えばビーストのうちⅢ、Ⅴ、Ⅵに対の概念が存在するので、ビーストⅤは二体いることになります。

クリフォトの樹

上のクリフォトの樹を左右反転させたものがビーストに対応するので、
ビーストⅤ/R → 4i アディシェス(無感動)
ビーストⅤ/L → 5i アクゼリュス(残酷)
となります。

ビーストⅤ?『愛玩の獣』

2部5章で戦った『愛玩の獣』の情報

バトル突入時の演出は『人類悪蒐集』

人類悪蒐集

『蒐集』とは「(保管を目的に)ものを集める」という意味で、これはコヤンスカヤが各異聞帯で魔獣を集めていたことに由来すると思われます。

また、ビースト創世記対応説においてビーストⅤに対応するのは「ノアの方舟」ですが、ノアも動物たちを集めて方舟に入れていました。

ノアが方舟に動物を一対ずつ入れたのが「蒐集」のはじまりだったといわれています。

固有スキル「ネガ・ウェポン」

①〔ヒト科のサーヴァント〕に対して攻撃相性有利となる
②〔魔獣型のサーヴァント〕に対して防御相性不利となる【デメリット】

コヤンスカヤはビーストⅤ/L?

オリュンポスでコヤンスカヤは「残酷」という意味でならアフロディーテと気が合いそうと言っていたこと、クリフォトの樹においてちょうどビーストⅤ/Lに対応する悪徳が「残酷」なので、コヤンスカヤはビーストⅤ/Lではないかと思われます。

ビーストⅢ/LのLはLapse(堕落)を示していて他者愛(愛を与える)の方向性でしたが、「人類を玩ぶ」とは愛玩を与えるということだと思うので、方向性的な意味でもLでいいのかなと思います。

リンボビースト説

「美しき肉食獣」の意味

剣豪では「美しき肉食獣(けもの)」、マテリアルⅧでは紫式部から「野の獣のような美しさ」と称されていました。

一応、今まで倒してきたⅠ〜Ⅲのビーストは皆眷属を従えていて
ゲーティア→魔神柱、ティアマト→ラフム、キアラ→センチネル、カーマ→大奥の材料にされた鯖達で、
まだ倒してないですが判明しているビーストだとコヤン→蒐集した魔獣、異星の神→空想樹だと思われます。

リンボの場合は悪霊(曼荼羅にもいる?)…式神でもいいような気もしますが…

ちなみに、北米版剣豪で肉食獣は「Carnivorous beast」と訳されていました。

原文は「咲き誇る悪の華、肉食獣!」

肉食獣=荼枳尼天由来?

「芦屋道満大内鑑」によると荼枳尼天は陰陽道の守護神でもあります。
荼枳尼天は一般的に白狐に乗った美しい天女の姿で表されるので、「美しい肉食獣」という呼称はここから来ているのかもしれないです。

胎蔵界曼荼羅における荼枳尼天

胎蔵界曼荼羅において荼枳尼天は外金剛院・南方で奪精鬼として閻魔天(閻魔大王)の眷属になっています。
閻魔大王は地獄の主で、泰山府君と同一視されることもあります。
また、両界曼荼羅(金剛界曼荼羅・胎蔵曼荼羅)といって大日如来を中心として仏を配置し、密教の根本的な考えを図示したものもあります。

荼枳尼天は人の魂を食べる代わりに欲望を叶えるといわれ、相手に災いが及ぶように祈祷する呪詛修法にも利用されました。

荼枳尼天は死者の心臓を食べる

荼枳尼天は元々生きた人間の肝や肉を食べていましたが、大黒天によって調伏されて6ヶ月前に人の死を知る通力を授かり、死んだ人間の肉であれば食べることを許されたという話があります。

なので、「この目は要らぬものを見通してしまう」とは千里眼というよりは荼枳尼天の能力に由来するものなのかもしれません。

心臓→臓物→臓物の寝床?

神足通は六神通(仏教において仏・菩薩などが持っているとされる6種の超人的な能力)の内の一つなので、リンボの瞬間移動が神足通によるものだとしたら荼枳尼天由来の可能性も考えられます。
(型月では荼枳尼天=大日如来なので、大日如来の方から来ている可能性もある)

真言立川流と荼枳尼天

ところで型月晴明は五停心観を使えますが、
五停心観といえばキアラが開発した医療ソフト、キアラといえば真言立川流ですが、その立川流は荼枳尼天を祀っていました。

真言立川流は「茶枳尼天=大日如来=天照大神」と一体となることを最終目的としていました(EXTRAマテ本参照)。

また、型月設定では「アマテラス(垂迹)=(本地)大日如来(法身)=(報身)ダキニ天」で天照は太陽神なので、剣豪の「自らの太陽」になります。

(伝われ)

大分ごちゃごちゃしてしまいましたが・・・
美しい肉食獣が荼枳尼天由来のものだと考えると上の図のように話を広げられます。
また、荼枳尼天は神仏習合によって稲荷明神(宇迦之御魂神)とも同一視されますが、稲荷明神の眷属は白狐なので安倍晴明の母である葛の葉にも繋がります。
リンボが人の情に弱いことにも繋がる?

リンボが喰らった神

黒き神→自らの太陽、悪の神→自らの魔力

黒き神

陰陽道で頻出する太極図において黒は「陰」を表し、太陽は「陽」で太極図では白になります。

陰陽道の秘伝書「金烏玉兎集」では「金烏=太陽の化身である烏」、「玉兎=月の化身である兎」を表しているので、「自らの太陽」と対になるのは月になるのではないかと思います。

「夜の帳」とは

夜になって暗くなるさまを、垂れ絹が下りたことにたとえたもの。
そして、
血染めの月が太陽を食い尽くす

つまり、
夜の帳が下りると血染めの月が現れて太陽を覆う(食い尽くす)
⇒日食

日食のイメージ

日食によって太陽が月の後ろに隠れるので黒い太陽(=黒き陽)に見えます。
なので「黒き陽を畏れよ」とは「(太陽を覆い隠す)月を畏れよ」という意味ではないかと思います。

なので、「黒き神」とは月の神、即ち月読尊ではないかと思います。

これだとⅤの片割れがコヤンだとして大元の天照と月読で対になるし、荼枳尼天=天照なので両方天照の要素を持っていることになります。
(ビーストⅢは摩羅の角を持つキアラとマーラに針が傾くとビーストになるカーマ、ビーストⅥは新約聖書において大淫婦バビロンが黙示録の獣に跨って現れるなど、対の概念を持つビーストはそれぞれ共通の要素を持っている)

悪の神

悪の神→悪神アンリマユ→聖杯の泥(の暗喩)

リンボの宝具の流れ
  1. リンボ「太陽よ沈め(以下略)」
  2. 人々が黒い怪物に変えられる

リンボの陰陽術の奥義のひとつは効果範囲の人間を黒い怪物に書き換えるというものですが、これはティアマトがケイオスタイドによって触れたものをラフムに変えるのと似ています。

もっとも、聖杯の泥そのものと言うよりはケイオスタイドのように別名が付いたもの、陰陽道で言うところの”穢れ”のようなものではないかと思います。

リンボはビーストⅤ/R?

伝承において蘆屋道満は「正義の晴明」に対して「悪の道満」と位置づけられ、基本的には晴明との呪術対決に敗れます。
リンボが道化の格好をしているのは、毎回晴明に敗れるのが道化っぽい、ということ?
道化ってどちらかというと嘲笑される側なんですが…
ちなみに、中世ヨーロッパでは王様に仕える宮廷道化師というのがいて、所謂「慰み者」=愛玩物として扱われていました。

王家では古くは愚者を雇い、中世には宮廷道化師を召抱えていました。ルネサンス期には英国の貴族たちは自由な振る舞いを認めた道化師を召抱えていました。彼らは他の召使いと同様の服装なこともありましたが、多くはまだら模様のコートとロバの耳がついたフードか道化の帽子と鈴を身につけていました。ペットかマスコットのように扱われ、主人を楽しませるためだけでなく批判をするために仕えていました。

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー より

宮廷道化師が被っている↓の帽子を逆さにすると…

リンボの髪っぽくなる?

ビーストⅢ/RのRはRapture(随喜)を示していて自己愛(愛を受け入れる)の方向性でした。
ビーストⅤの理と思われる「愛玩」と照らし合わせると「愛玩を受け入れる」ということになりますが、道化師が愛玩物として扱われた時代もあったことを考えると、愛玩を受け入れる方向性なのもありなのかなと思います。

そもそもビーストⅢ、Ⅴ、ⅥのLRの意味が皆共通だとも限らないんですけどね…

ビーストⅤ/Rに対応する悪徳は『無感動』で、無感動とは何ぞや?という話なんですが、これは北米特異点でのタニキがヒントになるんじゃないかと思っていて(奇しくも第”5”特異点)

「与えられた役割を無感動に演じ続ける」ということなんではないかと思います。

ちなみに、ビーストⅤ/R(右)がリンボでビーストⅤ/L(左)がコヤンスカヤだと、並びがFGO2部のキービジュアルと同じになります。
(ちょっとこじつけっぽいですが)