ビーストはそれぞれ『ネガ・◯◯』という名前のスキル(「◯◯」に入る言葉はビーストごとに異なる)を持っていますが、その「〇〇」にはどのような意味が込められているのか?ということを考えていきます。
現在判明しているビーストたちのネガスキルとその意味は以下のようになっています。
No. | ビースト | ネガスキル | 英語 | 意味 |
Ⅰ | ゲーティア | ネガ・サモン | summon | 召喚 |
Ⅱ | ティアマト | ネガ・ジェネシス | genesis | 創世 |
Ⅲ/R | 殺生院キアラ | ネガ・セイヴァー | saver | 救世主 |
Ⅲ/L | カーマ/マーラ | ネガ・デザイア | desire | 欲望 |
Ⅳ | キャスパリーグ | |||
Ⅴ | タマモヴィッチ | ネガ・ウェポン | weapon | 武器 |
Ⅵ | マザーハーロット | ネガ・メサイヤ | messiah | 救世主 |
Ⅶ | 異星の神 |
※ⅤはLRあるか現時点で不明なので分けてません
『ネガ』の意味
『ネガ・〇〇』の〇〇について説明する前に、まず『ネガ』の意味について説明します。
ネガ→ネガティブ(negative)→陰陽の「陰」の面、反転させたもの
写真の用語で「ネガ」といって、被写体の明暗が反転して作られるフィルムがありますが、ビーストのネガスキルもそんな感じの意味だと考えています。
具体的には、ビーストのネガスキルというのは、「自身も◯◯という存在でありながら、〇〇な存在に対して特攻/耐性をもつ」とスキルだと考えています。
『ネガ・◯◯』の◯◯はそのビーストの在り方?
ビーストⅠのネガ・サモン
サーヴァントによる攻撃を否定・破却する。
FGO material Ⅳ より
英霊のシンボルである宝具をすべてキャンセルする(無効・無敵・吸収・削減)。
召喚式であるゲーティアは英霊召喚によって喚び出されたサーヴァントによる宝具をキャンセルする
⇒ネガ・サモン(召喚)
となります。
ビーストⅡのネガ・ジェネシス
ビーストⅡのスキル『ネガ・ジェネシス』は
ビーストⅥが持つ『ネガ・メサイヤ』と同類のスキル。
FGO material Ⅳ より
現在の進化論、地球創世の予測をことごとく覆す概念結界。
これをおびたビーストⅡは、正しい人類史から生まれたサーヴァントたちの宝具を無効化してしまう。具体的に言うと「人」と「星」のカテゴリサーヴァントの宝具に対してバリアがつく。
ティアマトは創世の女神でありながら、地球創世の予測を覆す概念結界を持っている
⇒ネガ・ジェネシス(創世)
ということでした。
ビーストⅢ/Rのネガ・セイヴァー
ビーストⅢ/Rのスキル『ネガ・セイヴァー』は
救世主(セイヴァー)の資格を持ちながら、自身の世界のみを救世しようとした獣の末路。
FGO material Ⅴ より
セイヴァー、ルーラークラスが持つ全スキルを無効化。魔力ランクA以下の対象への魅了確率300%、キアラの手によるバフ効果200%アップ。
キアラは救世主(セイヴァー)の資格を持っていながら、セイヴァーの全スキルを無効化できる
⇒ネガ・セイヴァー(救世主)
単なる対覚者用のスキルではない、ということでした。
ビーストⅢ/Lのネガ・デザイア
ビーストⅢ/Lのスキル『ネガ・デザイア』は
煩悩の化身たる獣が持つ、絶対的で究極的な溺愛のスキル。いかなる存在であれ、欲望を持つ者は文字通りその愛の果てに堕落する。宇宙に存在する全ての欲望、煩悩を無限の愛をもって叶えられるのならば、それは宇宙から欲望という概念を消し去るに等しい。
ビーストⅢ/Lのマテリアルより
欲望を生み出す煩悩の化身であるマーラは、欲望を持つ者を堕落させられる
⇒ネガ・デザイア(欲望)
になります。
ビーストⅥのネガ・メサイヤ
ビーストⅥはまだ登場していませんが、ティアマトのマテリアルで『ネガ・ジェネシス』は『ネガ・メサイヤ』と同類のスキルだと書かれています。
『ネガ・ジェネシス』は『正しい人類史から生まれたサーヴァント』の宝具を無効化するスキルですが、
正しくない人類史(異聞帯?)からの宝具は無効化できないということなんでしょうか。
ビーストⅥは異聞帯に顕現する伏線?
また、ビーストⅥはLRに分かれていますがマテリアルでは「ビーストⅥ」としか言及されていないので、
・ビーストⅥはLRでネガスキルが同じ
・ビーストⅥはLRが合体した状態で顕現する/合体した状態で戦う(最初は個別に現れるが戦闘突入前に合体する)
上記のどちらかだと考えられます。(個人的には後者だと考えている)
ビーストⅥの『ネガ・メサイヤ』のメサイヤとは
メサイヤ→メサイア(messiah)→救世主 です。
黙示録の獣に跨る大淫婦バビロンの姿は反キリストの象徴なので、ここでいう「救世主」とは、つまりそういうことです。
また、大淫婦バビロンはローマ皇帝ネロと同一視されていますが、ネロもまたキリスト教を迫害しています(→反キリスト)。
また、反キリストはアンチキリストというだけでなく、”キリストに代わる救世主”の側面も持ち併せているともいわれています。
アンチキリスト(反キリスト)という言葉どおり、彼はキリスト(救世主)の敵対者であり、偽救世主である。
図解『悪魔学』より
大淫婦バビロンが黙示録の獣に跨るとマザーハーロットとなりますが、
偽りの救世主であるマザーハーロットが真の救世主に敵対する
ということなんだと思います。
ちなみに同じ”救世主”のセイヴァーはクラスとして存在しますが、”メサイヤ”もまたクラスとして存在するのかは現時点では不明です。
【おまけ】残りのビーストのネガスキル予想
ビーストのネガスキルが「”〇〇”でありながら”〇〇”に対して特攻/耐性をもつ」ということなら、
例えば金色白面のスキルが『ネガ・フォックス(fox=狐)』なら自身も九尾の狐でありながら狐に対して特攻/耐性を持つ、ということになるので白狐と人間の混血である安倍晴明に対して特攻/耐性が生まれる…という『ネガ・セイヴァー』的なスキルになります。
実際にはこんな名前ではないと思いますが…
キャスパリーグは”プライミッツ・マーダー”の名前からとって「ネガ・マーダー」かと思っていましたが、これだと上の意味には当てはまらない(霊長の殺人者のもつ特攻/耐性とは)ので、”ガイアの怪物”からとって『ネガ・ガイア』(人類を存続させる立場(抑止力)でありながら、人類に対して絶対的な殺害権を持っている)かな…と考えています。