晴明ゆかりの地
安倍晴明所縁の地碑
平安時代(寛和年間)、神山では妖怪が里人や通行人に危害を加えていた。
晴明が住民を助けようと山に登って祈祷すると、妖怪は大雨を降らせた。
そこで晴明は、自分の杖を柱に、笠を屋根に見立てて、これらをお堂の代わりとして三日三晩護摩を焚き、妖怪を猫又の滝に封じ込めた。
そして、滝の岩に梵字を刻み、この字が見えているうちは滝壺から一歩も出さないと告げて山を下りた。
それから、その山は「笠塔山」と呼ばれるようになり、この周辺では晴明ゆかりの地名や伝説が残されている。
安倍晴明の腰掛け石
晴明は熊野を旅する途中で腰掛けて休んだといわれている石。
上方の山が崩れそうになったのを、晴明が呪術で防いだという。