山海経 中国

『山海経』より大荒東経・大荒南経・大荒西経・大荒北経・海内経の解説

『山海経』より大荒東経・大荒南経・大荒西経・大荒北経・海内経の解説です。

大荒東経

少昊の国

帝・颛顼を養育したが、おもちゃの楽器を置き忘れている。

甘山

甘水が流れ、甘淵を生ずる。

皮母地丘

大荒の東南隅にある山。

大言

大荒の中にある山で、日月が出るところである。

大人の国

大人の市、大人の堂(山名)がある。その上に一人の巨人がうずくまり、両耳を立てている。

小人の国

靖人と名付けられる。

人面獣身の神。

潏山

楊水が流れる。

蒍国

民は黍を食べる。
青鳥・白鳥・黒鳥・黄鳥の四種と虎・豹・熊・羆を馴らして使役する。

合虚

日月が出るところ。

中容の国

帝・舜は中容を生む。
この国の民は獣や木の実を食べる。四鳥・虎・豹・熊・羆を馴らして使役する。

東口の山

東口の山がある。

君子の国

人は衣冠を身に着け、剣を持つ。

司幽の国

帝・俊は晏竜を生み、晏竜は司幽を生み、司幽は思を生む。
思の男は妻を娶らず、思の女は夫を持たず、気に感じて子を生む。
黍と獣をたべ、四鳥を馴らして使役する。

大阿の山

大阿の山がある。

明星

大荒の中にある山で、日月の出るところ。

白民の国

帝・俊は帝・鸿を生み、帝・鸿は白民を生む。白民は銷の姓。
黍を食べ、四鳥・虎・豹・熊・羆を馴らして使役する。

青丘の国

九尾の狐がいる。

柔僕の民

肥沃な国である。

黒歯の国

帝・俊は黒歯を生む。姜の姓である。
黍を食べ、四鳥を馴らして使役する。

夏州の国

夏州の国がある。

蓋余の国

天呉

八つの首、人面、虎の身、十の尾を持つ神人。

鞠陵于天・東極・離瞀

大荒の中にある三つの山で、日月の出るところ。

折丹

東極で風を出入りさせる神。東方を折といい、吹く風を俊という。

禺【豸虎】

東海の諸にいる神。人面鳥身で二匹の黄色い蛇を耳飾りにし、二匹の黄色い蛇をふんまえている。黄帝は禺【豸虎】を生み、禺【豸虎】は禺京を生む。
禺京は北海に住み、禺【豸虎】は東海に住む海神である。

招摇山

融水が流れる。

玄股

黍を食べ、四鳥を馴らして使役する。

困民の国

勾の姓で□(欠脱)を食べる。

王亥

両手に魚を持ち、今にもその頭を食べようとしている。
王亥は有易に託され、河は僕牛を持っていた。有易は淫行の理由で王亥を殺し、僕牛を取った。有易は後に滅ぼされたが、河は有易を哀れに思った。
有易は密かに逃れて国を獣に作り、摇民という鳥を食べている。

摇民

帝・俊は戯を生み、戯は摇民を生んだ。
海内に二人いて、一人は摇民、一人は女丑という。女丑は大きな蟹を持つ。

孽摇【君页】羝

大荒の中にある山。山の上に高さ三百里の扶木があり、芥菜のような葉をもつ。

温源の谷

湯の谷の上に扶木があり、一つの太陽がやってくるともう一つの太陽が出ていく。
太陽は皆、鳥を載せている。

奢比の尸

人面獣身で犬の耳を持ち、二匹の青蛇を耳飾りにする神。

五彩の鳥

互いに向かい合って棄沙、帝・俊の下界の友、帝の下の二つの壇は五彩の鳥が伺っている。

猗天・蘇門

大荒の中にある山で、日月の生まれるところ。

【土熏】民の国

綦山、揺山、【融曾】山、門戸山、盛山、待山があり、五彩の鳥がいる。

壑明俊疾

東荒の中にある山で、日月の出るところ。
中容の国があり、東北海の外に三匹の青い馬・三匹の骓・甘華・遺玉・三羽の青鳥・視肉・甘柤がいる。百穀が自生するところである。

女和月母の国

【犭炎】

北方を宛といい、吹く風を【犭炎】という。
宛は東極隅で日月を留め、入り乱れて現れることがないようにその長短を司る。

凶犁土丘

大荒の東北隅にある山。

応竜

南極に住み、蚩尤と夸父を殺めたので天に復帰することができなくなった。
そのため、しばしば天下が旱する。旱の際に応竜の姿を真似ると、大雨が降る。

流波山

東海の中にある山。海に七千里突き出ている。

牛のような姿の獣で、蒼い体で角はなく、足は一本である。
水に出入りする際は風雨を伴い、日月のような光と雷のような声をもつ。
黄帝はこれを捕らえて皮で太鼓を作り、雷獣の骨で叩いた。すると、太鼓の音は五百里の彼方まで響き天下を驚かせたという。

大荒南経

【足术】踢

南海の外、赤水の西、流砂の東にいる獣で、左右に首がある。

双双

互いにくっついている三匹の青い獣。

阿山

阿山がある。

氾天の山

赤水はここで終わる。

蒼梧の野

赤水の東にある、舜と叔均を葬る場所。
文様のある貝・離兪・鸱久・鷹・贾・委維・熊・羆・象・虎・豹・狼・視肉がある。

栄山

栄水が流れる。

黒蛇

黒水の南にいて、大鹿を食べる。
帝の薬を治めた八棟の倉を持つ黄色い鳥が巫山にいて、黒蛇を司っている。

不庭の山

大荒の中にあり、栄水はここで終わる。

三身の国

帝・舜の妻である娥皇から生まれた身が三つの人。

姚の姓

黍を食べ、四鳥を馴らして使役する。

少淵・従淵

方形で四つの隅から水が流れ、北は黒水に連なり南は大荒に連なる。
北側が少和の淵で、南側が従淵である。舜が湯浴みをした場所である。

成山

甘水はここで終わる。

季禺の国

颛顼の子孫で、黍を食べる。

羽民の国

この国の民は皆羽毛を生み出す。

卵民の国

この国の民は皆卵を生む。

不姜の山

黒水はここで終わる。

贾山

汔水が流れる。

言山・登備の山・恝恝の山・蒲山

澧水が流れる。

隗山

西に丹があり、東に玉があり、南に山があって、漂水が流れる。

尾山・翠山

尾山・翠山がある。

盈民の国

木の葉を食べようとする人がいる。

於の姓

黍を食べる。

不死の国

阿の姓

甘木(不死の樹)を食べる。

不廷胡余

南海の諸にいる、人面で二匹の青い蛇を耳飾りにし、二匹の赤い蛇をふんまえている神。

襄山・重陰の山

季厘

獣を食べる人。帝・舜から生まれるため、季厘の国という。

缗淵

少昊は倍伐を生み、倍伐は降って缗淵に住む。

俊壇

方形の水。

臷民の国

帝・舜は無淫を生み、降って臷に住む。巫臷の民という。
巫臷の民は朌の姓で穀を食べる。紡がず、織らずに衣を服し、稼えず穑せず食べる。

鸞鳥・鳳凰

鸞鳥は我と歌い、鳳凰は我と舞う。
百獣が相群れて住み、百穀が集まる。

融天

大荒にある山で、海水が南に入る。

凿歯

羿に射られた人。

蜮山

蜮民の国があり、桑の姓で黍と蜮を食べる。

蜮人

黄色い蛇を射ようとする人。

宋山

育蛇という名の赤蛇がいる。

楓木

蚩尤が棄てた桎・梏が化したもの。

祖状の尸

虎の尾を噛む人。

焦侥の国

幾の姓で、うまい穀物を食べる小人。

㱙塗の山

大荒の中にある山で、青水がここで終わる。

雲雨の山にある木。禹が雲雨を攻めた時に赤い石があり、そこに欒が生じた。
黄色い茎、赤い枝、青い葉で、諸々の帝が薬を取った。

国(未詳)

颛顼は伯服を生み、黍を食べる。

融の姓の国・苕山・宗山・姓山・壑山・陳州山・東州山

融の姓の国・苕山・宗山・姓山・壑山・陳州山・東州山がある。

白水山

白水が流れて白淵を生じ、昆吾の軍が湯浴みをした場所。

張弘

海上で魚を捕らえる人。

張弘の国

魚を食べ、四鳥を馴らして使役する。
鳥の喙と翼を持ち、海上で魚を捕らえる人がいる。

驩頭

鲧の妻・士敬の子である炎融から生まれた。
人面で鳥の喙と翼を持ち、海中の魚を食べ翼を杖にして行く。
芑・苣・穋・楊を食べるのによい。

驩頭の国

岳山に帝尧・帝喾・帝舜が葬られている。
文様のある貝・離兪・鸱久・鷹・延維・視肉・熊・羆・虎・豹・朱木(赤い枝、青い花、黒い実)がある。
申山がある。

天台高山

大荒の中にある山で、海水がここに入る。

羲和の国

東南の海の外、甘水のほとりにある国。

羲和

太陽を甘淵に湯浴みさせる女子。
帝・舜の妻で、10個の太陽を生んだ。

盖猶の山

視肉がある。菌人という小人がいる。

甘柤

枝・幹はみな赤く、黄色い葉・白い花・黒い実をもつ。
東に甘華(枝・幹が赤く、黄色い葉)がある。

三骓

青い馬と赤い馬。

南類の山

遺玉・青馬・三骓・視肉・甘華・百穀がある。

大荒西経

不周負子

大荒の隅にある、くっつかない山。二匹の黄色い獣に守られている。

寒暑の水

水に西に湿山があり、水の東に幕山がある。
禹、共工の国を攻める山がある。

淑士

颛顼の子。

女媧の腸

栗広の野に住み、街道で悪事を働いて暮らす十人の神。

石夷

吹く風を韋といい、西北隅で日月の長短を司る。

狂鳥

冠をもつ五彩の鳥。

大沢の長山・白民の国・長脛の国

大沢の長山・白民の国があり、西北海の外、赤水の東に長脛の国がある。

西周の国

姫の姓で、穀を食べる。

叔均

帝・俊は后稷を生み、稷は百穀をもって降った。稷の弟・台璽から叔均は生まれた。
叔均は叔父の稷に代わって百穀をまき、耕作をした人である。

赤国妻氏・双山

赤国妻氏・双山がある。

方山

大荒の中にある山。

柜格の松

山の上に生えている青い樹で、日月が出入りするところ。

天民の国

西北海の外、赤水の西にあり、穀を食べ、四鳥を馴らして使役する。

北狄の国

始均

黄帝の孫で、北狄を生んだ。

芒山・桂山・榣山

太子長琴

颛顼は老童を生み、老童は祝融を生み、祝融は太子長琴を生んだ。
榣山に住んでいて、初めて楽曲を制作した。

皇鳥・鸞鳥・鳳凰

五彩の鳥。

兎のような姿で、胸から下のところが裸で見えず、青くて猿に似ている。

豊沮玉門

大荒の中にある山で、日月の入るところ。

霊山

巫咸、巫即、巫盼、巫彭、巫姑、巫真、巫礼、巫抵、巫謝、巫羅の十人の巫たちが山を登り降りして薬を採る。この山には百薬がある。

壑山・海山

西王母の山である壑山・海山がある。

沃の国

沃民は沃の野に住み、鳳凰の卵を食べ、甘露を飲む。
ほしい食物は何でも揃っている。
甘華・璇瑰・甘柤・瑶碧・白木・白柳・視肉・琅玕・白丹・青丹・銀・鉄がある。
鸞鳥がわれと歌い、鳳凰はわれと舞う。百獣が相群れて住む。

大鵹・少鵹・青鳥

赤い首に黒い目をした三羽の青鳥。

軒轅の台

台をはばかるので、射るものは敢えて西を向いて射ない。

竜山

大荒の中にある山で、日月の入るところである。

三淖

昆吾が領有する三沢の水。

女丑の尸

青い衣を着て袂で顔を覆っている人。

女子の国・桃山・虻山・桂山・于土山・丈夫の国・弇州の国

女子の国・桃山・虻山・桂山・于土山・丈夫の国・弇州の国がある。

鳴鳥

天を仰ぐ五彩の鳥。

弇兹

人面鳥身で二匹の青い蛇を耳飾りにし、二匹の赤い蛇をふんまえる神。

日月山

大荒の中にある山で、日月の入るところ。天枢で、呉姖は天門。

人面で臂を持たず、両足が反り返って頭上に付いている神。

天虞

臂を上に反らせている人。

玄丹の山

人面で神が生えている五彩の鳥がいる。
青鴍・黄鷔・青鳥・黄鳥がいて、これらが集まる国は滅ぶ。

鏖鏊鋸

大荒の中にある山で、日月の入るところ。

屏蓬

左右に首のある獣。

巫山・壑山・金門の山

黄姖の尸(人)・比翼の鳥・白鳥(青い翼・黄色い尾・黒い喙)がいる。

天犬

これが天から下る国には兵乱が起こる。

昆崙の丘

人面虎身で文様があり、白い尾をもつ神が住む。

炎火の山

物を投げると燃え上がる。この山には何でもある。

西王母

頭に髪飾りを載せ、虎の歯と豹の尾を持ち、穴に住んでいる。

常陽の山

日月の入るところ。

寒荒の国

女祭と女蔑がいる。

寿麻の国

女虔は季格を生み、季格は寿麻を生んだ。
寿麻が直立すると影は消え、激しく呼んでも響かない。
猛暑のため進むことができない。

夏耕の尸

首がなく、矛と盾を持っている人。
殷の湯王は夏の桀王に克ち耕の首を斬ったが、耕は首がなくなっても立ち上がり罪を許されて巫山に下った。

呉回

片腕で、右腕がない。

蓋山

朱木

赤い皮・枝・幹・青い葉をもつ。

大荒の山

日月の入るところ。

大荒の野

颛顼の子で三つの顔と一つの腕を持ち、不死である。

夏后開(啓)

二匹の青い蛇を耳飾りにして双竜に乗る人。
三人の女官を天帝に奉り九弁と九歌を手に入れて帰った。

天穆之野

高さ二千仞で開が初めて九招を舞った。

互人の国

人面魚身。

霊恝

炎帝の孫。互人の生んだが、天上に往来した。

偏枯

北風が吹くと天は河川を溢れさせ、蛇が化して魚となった魚婦のことである。

鸀鳥

黄色い身・赤い足・六つの首を持つ青い鳥。

大巫山・金の山・偏句・常羊の山

大巫山・金の山・偏句・常羊の山がある。

大荒北経

附禺の山

河水のほとりにある山で、帝・颛顼と九人の女官がここに葬られている。
【丘鸟】久・文様のある貝・離兪・鸞鳥・鳳鳥・大物・小物・青鳥・琅鳥・玄鳥・黄鳥・虎・豹・熊・羆・黄蛇・視肉・セン瑰・瑶碧があり、衛于山から出てくる。

衛丘

方形で三百里あり、丘の南に帝・俊の竹林がある。
大きい竹であれば、船を作ることができる。

封淵

竹林の南にある赤沢の水で、三桑無枝がある。

沈淵

丘の西にあり、帝・颛顼が湯浴みをしたところである。

胡不与の国

烈の姓で、黍を食べる。

不咸

大荒の中にある山。

粛慎氏の国

蜚蛭

四つの翼をもつ。

琴虫

獣の首と蛇の身をもつ。

大人の国

厘の姓で、黍を食べる。
黄色い頭の大きな青蛇がいて、大鹿を食べる。

榆山

鲧・程州を攻める山がある。

衡天

大荒の中にある山。

先民の山

わだかまれる木が千里ある。

叔歜の国

帝・颛顼の子が黍を食べる。
四鳥・虎・豹・熊・羆を馴らして使役する。

猎猎

熊のような姿の黒い獣。

北斉の国

姜の姓で虎・豹・熊・羆を馴らして使役する。

先檻大逢の山

河・済の入るところで海水が北に注ぐ。

禹の石を積む所

先檻大逢の山の西にある山。

陽山・順山

順水が流れる。

始州の国

丹山

方千里で群鳥が毛替えをする大沢がある。

毛民の国

依の姓で黍を食べ、四鳥を馴らして使役する。
禹は均国を生み、均国は役采を生み、役采は修【革台】を生んだ。
修【革台】によって殺められた绰人を帝が憐れんで作った国が毛民である。

儋耳の国

任の姓で禺公の子。穀を食べる。

禺强

人面鳥身で、二匹の青い蛇を耳飾りにして、二匹の赤い蛇をふんまえている神。

北極の天柜山

大荒の中にある山で、海水が北に注ぐ。

九鳳

人面鳥身で九つの首をもつ神。

强良

虎の首・人間の身・四つの蹄・長い腕をもつ神。
口に蛇をくわえ、手に蛇を持っている。

成都載天

大荒の中にある山。

夸父

二匹の黄色い蛇を耳飾りにして、二匹の黄色い蛇を握る人。
后土は信を生み、信は夸父を生んだ。夸父は自分の力量も量らずに太陽を追って禺谷で追いついた。喉が渇いた夸父は河で水を飲もうとしたが水が足らず、大沢に行く途中で喉の渇きのあまり死んでしまった。
応竜は蚩尤を殺め、さらに夸父も殺め南方に住んだので、南方には雨が多い。

無腸の国

任の姓。

相繇

九つの首・蛇身を持ち、自らとぐろを巻いて九土の物を食べる。
その吐くところ・止まるところは沼沢となった。
沼沢の水は苦く、百獣は住めない。
禹は洪水をふさぎ、相繇を殺めた。その血は生臭く、穀物は実らず、水が多くて住めなかったので、禹はこれを埋め立てたが、三度も崩れたので池を作った。諸々の帝がその池を寄る辺として台を造った。

不句

大荒の中にある山で、海水が北に入る。

係昆の山

共工の台

射るものはあえて北を向かない。

黄帝の女。

  1. 蚩尤が黄帝を伐つ
  2. 黄帝は応竜を冀州に攻めさせる
  3. 応竜は水を蓄え蚩尤は風神と雨の神を招き、暴風雨を恣にした
  4. 黄帝は魃を行かせ、雨はやみついに蚩尤を倒した
  5. 魃は天に帰ることができなかったので、彼女がいるところには雨が降らない。
  6. 叔均はこのことを帝に言上したので後かの神を赤水の北に住まわせた
  7. 叔均はそこで田の神となった
  8. しかし魃が時々逃げ出すので、これを追おうとするものは「神よ、北に帰り給え」と言い、水路をきれいにして大溝小溝をよくさらう

深目民の国

盼の姓で魚を食べる。

鍾山

青い衣を着た赤水の女子。

融父山

大荒の中にある山で、順水がここに入る。

犬戎

黄帝は苗竜を生み、苗竜は融吾を生み、融吾は弄明を生み、弄明が生んだ白犬が犬戎である。雄と雌がいて、肉を食べる。

宣王の尸

馬の姿で首がない獣。

斉州の山・君山・セン山・鮮野山・魚山

斉州の山・君山・セン山・鮮野山・魚山がある。

少昊の子

顔の真ん中に一つの目がある人。威の姓で黍を食べる。

中【車扁】

流砂の東にある国で、黍を食べる。

頼丘

国の名前。

犬戎の国

犬戎

人面獣身の人。

苗民

西北の海の外、黒水の北にいる翼の生えた人。
颛顼は驩頭を生み、驩頭は苗民を生んだ。厘の姓で、肉を食べる。

章山

山の名前。

衡石山・九陰山・洞野山

若木

青い葉と赤い花がある赤い樹。

牛黎の国

骨のない儋耳の子がいる。

章尾山

西北の海の外、赤水の北にある。

燭竜

人面蛇身で赤く、目を縦にして真ん中に乗る。
目を閉じれば暗くなり、目を開けば明るくなる。食べず、寝ず、息をせず、風雨を招き、九陰をも照らす。

海内経

朝鮮

北海の隅にある国。

天竺

水に住む。偎人・愛人がいる。

壑市

流砂の中にある国。

氾葉

流砂の西にある国。

鳥山

ここから三つの川が流れる。
黄金・璿瑰・丹貸・銀・鉄が川の中を流れている。

淮山

好水が流れる。

朝雲の国・司彘の国

黄帝の妻。
雷祖は昌意を生み、昌意は若水に住み、韓流を生んだ。

韓流

首が長く謹耳で、人面で彘の喙、麒麟の身、大きな股、豚の足をしていたが、美女を娶って颛顼を生んだ。

不死の山

黒水のほとりにある山。

華山

山の名前。

肇山

青水の東にある山。

柏高

ここから上下して天に登る。

都広の野

后稷が葬られている。
菽・稲・黍・稷があり、百穀が自生し、冬も夏も種を蒔ける。
鸞鳥はわれと歌い、鳳凰はわれと舞う。

霊寿の木

実がなり、花が咲く。草木が集まり、百獣が相群れて住む。草は冬も夏も枯れることがない。

禺中の国・列襄の国・霊山

蝡蛇

木の上に住み、木を食べる赤い蛇。

塩長の国

鳥民

鳥の首をした人。

九つの丘

陶唐の丘・叔得の丘・孟盈之丘・昆吾之丘・黒白の丘・赤望の丘・参衛の丘・武夫の丘・神民の丘。

建木

青い葉・紫の茎・黒い花・黄色い実。
黄帝が保護した。

流黄辛氏

方三百里で、埃が立つ賑わい。

巴遂山

渑水が流れる。

朱巻の国

青い首で象を食べる黒い蛇がいる。

赣巨の人

人面・長い唇・黒い身・反り返った踵・人の笑うのを見ると笑う

嬴民

鳥の足の人。

菌狗

兎のような青い獣。

晴碧花園 - にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 偉人・歴史上の人物へにほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

安倍晴明を大河ドラマに
安倍晴明関係の年表
安倍晴明関係の説話一覧
安倍晴明ゆかりの地
陰陽師たちの活動記録
Twitterをフォローする
平安時代について知る
TOPページに戻る
購読する
follow us in feedly rss
SNSで共有する